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ももクロの百田ちゃんの顔写真から3DCGフィギアを作ってみた

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ももクロのリーダーである百田ちゃんの顔写真から3DCGソフトを使ってフィギアにしてみました。もちろんパソコンの中でのことですが、将来的には3Dプリンターを使って実物のフィギアにもしてみたいです。今回はレンダリング結果を主に掲載し、私のやり方については明日以降に説明します。

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私のやり方の概要

3DCGソフトDAZ studioPoserの2種類を使います。当初はDAZ studioのみで完結していましたが、いろいろとトラブルが発生したので、DAZ studioは顔写真からフィギア化するところまでにして、そのデータをPoserで読み込んで後はすべてPoser側で行います。

このあたりの経緯については以下の記事を参考にしてください。


BABYMETALのSU-METALをフィギア化:困った5つのこととその解決策 - 音ものブログ|ライフイズビューティフル

 

Poserで読み込んだままの百田ちゃん

レンダリング前の素の状態なのであまり見てくれは良くないです。

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レンダリング前の準備ができたところ

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最初は1ライトでレンダリングしてみる

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顔のテクスチャー(肌の画像)に不自然なところがあるので、ここで修正しました。例えば顎の後ろの方です。そして再度1ライトでレンダリングします。

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1ライトというのは基本ですが、シンプルな割りに画質が良いです。いろいろと調べるにはもってこいのライティング方法であり、さらにライティングの技術を習得するのに優れた方法です。

次に4ライトでレンダリングしてみた

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4ライトは各ライトを独立して調整できるので、細かいセッティングに適しています。例えば、目の視線を微調整するとか髪のウェーブなどです。ちなみに百田ちゃんは最近髪をショートカットにしているのでフィギアに装着した髪もショートカットにしています。

室内照明によるレンダリング

この段階でPoser内でのレンダリングの仕上げをします。今回はIBLという風景のパノラマ写真を光源として使う大域照明で行いました。Poserに標準で付属している「オフィスルーム」という室内照明を選択しました。もちろん屋外のものも選べますが、コントラストがきついので先ずは室内照明の方が良いです。

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実際には仕上げはフォトエディターポストワークを行いますが、今回はまったくポストワークは行っていません。肌の色が少し不自然な感じですが、次のレンダリングで修正します。

物理レンダリングによるフォトリアルな表現

LuxRenderというフリーソフトを使うと、フォトリアルな画質が比較的簡単に得られます。物理レンダリングというのはレイトレースによるレンダリングをさらに進化させたもので、レンダリング対象の物体を物理モデルに置き換えてレイトレースするためにフォトリアルな画像が得られます。

一方で、物理レンダリングは時間がかかるという欠点があります。私の場合は少なくとも10時間はレンダリングにかけています。寝る前にスタートして、翌朝にストップさせるというやり方です。こうすれば時間をあまり気にせずに済みます。

時間はかかりますが、通常のレンダリングと違って便利なこともあります。というのは、レンダリング中に画像処理が可能です。ですから、スタートする時はあまり神経質にならず適当な状態でやります。

これはLuxRenderの内部データがHDR(高ダイナミックレンジ)という形式だからです。通常のソフトの内部データはLDR(低ダイナミックレンジ)なので、ハイライトの部分は白く飛ぶし、暗い部分は真っ黒く潰れてしまいポストワークでも調整ができません。

LDRは固定小数点形式ですが、HDRは浮動小数点形式なので、白とびも潰れも発生しません。このHDRデータをPCのディスプレイに表示できるLDRデータに色々なアルゴリズムで変換する機能がLuxRenderには付いています。

LuxRenderレンダリングには終わりがないので、放おっておけばいくらでもレンダリングし続けます。もちろんそのうちに画質は飽和するので適当な時期に手動でストップさせます。以下は1時間レンダリングした時の画像です。

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まだ粒状性が荒いのでこのままでは使えませんが、ノイズフィルターLuxRenderには内蔵されているので、急ぐ時はこの状態でノイズフィルターをかけてレンダリングを終了させることもあります。

レンダリング結果は明日の午後近くになりますので、次回に紹介します。

まとめ

まだ私の技術では本物に似ていませんが、美少女フィギアにはできる感触を得ました。どうもフォトリアルを追求すると本物から遠ざかるというジレンマがありますが、ノウハウを蓄積すればフォトリアルで本物に近づけることは可能だと信じています。

ではでは、ガーディアン

 

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